#idea18 いづるはこ
折り紙感覚でつくる、麗しのギフトボックス

縁起のよい鶴に思いをのせて……
贈り物をのせて、誰かのもとへ「出づる」――。
美しい折り鶴が運ぶ、あなたのキモチ。
渡した相手がどんな顔をするかなって楽しみになる。
1枚の紙から、そんなパッケージを考えました。

鶴の背の部分をつまんで、パタパタ……と相手の手のひらへ。
「え!?ツルだ。かわい~」
誰もが知るこのビジュアル。
そこにかわいいお菓子などが入っていたら……♡。
誰もが作ったことのある「折り鶴」をアレンジ
ん?折り鶴の背中(胴体?)って、箱になりそう!
「紙でできるパッケージ」を構想していたら、浮かんだアイデア。
ほら、あの空洞部分に何か入れられるんじゃない?
“自由に折れる紙だから”、形をアレンジできるかも。
縁起のいいモチーフだしギフト箱にぴったり。
折り鶴でパッケージを作りたい!

構想の過程は、こんな感じ。
折り鶴の美しさを保ったまま、どんな入れ物にできるか。
鶴の背を箱に見立てたデザインとその展開図を、数カ月かけてたくさん描きました。
妥協したくなかったのは、きれいに首のラインが立ち上がること、
体との比率や距離感を含めた美しいバランス。
しかし、シルエットを重視すると箱の耐久性に影響したり、
折る工程の難易度が上がったり……、一筋縄にはいきませんでした。
ビジュアルと機能性に付加価値をオン!

あくまで、折り紙のような手順でできるもの。
1枚の紙を折っていくと、立体的で美しい鶴が現れる。
そんな静かな感動や小さな達成感を大切にしたくて作ったのが、この「いづるばこ」。
折り線に従って折っていけば、約3分で完成します。
糊付けなどをしなくても、パーツを決められた場所に差し込んでいくだけで、きっちり組み上がる心地よさも実現しました!
差し込み口の角度や大きさ、それぞれの部位で最適な形状を見出すのに
これまた時間を費やしましたが……。

そして、ふたはぴったり閉じるタイプではなくアーチ状のかぶせにしたことで、見た目も容量もグレードアップ!
ちらっと見える中身に、思わず“キュン”ですよね!?
「底をはずしたら折りたためるよ」って、したり顔OK
渡す時のシミュレーションをしますね。
「わ、いいねこの入れ物! 中はあめちゃん?かわいい~、持って帰って飾りた~い」
そこで、
「底の部分を外せばほら、折りたためるからカバンに入れて持って帰ってね」
なんて得意げに言っちゃいそうな予感。


この「いづるはこ」は、底を外せば半分に(またはその半分にも)たため、
また簡単に組み立てられます。

ただの箱ではなく、愛着のわく見た目だから、
手元に残しておきたいと思ってくれるといいな。
ちょんとデスクに置いて、小物を入れてもらえたらHAPPYです!

キモチを込めて、鶴を折る。
そして、思いをのせて誰かの元へ――。
「いづるはこ」が、これまでにない形で人と人の思いを結ぶことを願っています!
印刷素材・用紙の説明「サンシオン」
しっとりとしなやかな風合いのマット系用紙。
印刷素材・用紙の説明「レザック」
紙でありながら“革のような質感”を持つ、特別感あふれるエンボスペーパー。
※当商品は株式会社高速オフセットのクリエイターが企画し、自社工場にて印刷テストを行った「アイデアの試作品」であり、非売品となります。
当企画の印刷のお問い合わせや「アイデアのアイデア」クリエイターへのデザイン依頼等は高速オフセットお問い合わせフォームよりご相談ください。
あか:レザック(あか)

「オフセット枚葉機の印刷幅(range)が広がることを目指して」をテーマに結束したプロジェクトチームです。クリエイターの「こんな印刷物っておもろいんちゃう?」を、B1オフセット枚葉機で実現しています。 ●B1オフセット枚葉機って何?という方はこちら