#idea19 丸ごと包むブックカバー「くるりカバー」
もう折れない、大切な本を包むブックカバー
 
                        カバーごと折れる悲しみ、もう味わいたくない
昔から大切にしてきたのが読書の時間。
移動や待ち時間など、本さえあれば手持ち無沙汰になることもない。
デジタル化が進んで、スマホがなくてはならない存在になったけど、これだけはデジタルではなく、アナログで楽しみたいことの一つです。
本はいつもカバンに入れて持ち歩いているのですが、文庫本は表紙が折れたり、角が曲がったりしやすいのが悩みの種。
カバーをつけても、カバーごと折れてしまうこともあって、そんなときは心まで折れてしまいそうになります。
また、本が開いてしおりが外れ、「あれ、どこまで読んだかな?」ということも度々。
勝手に開くことがなければ、しおりが外れることもなく、折れることもない。
読んだ本は手元に残しておきたいので、できる限り、きれいな状態を保ちたい。
ならば、折れないように本の周りをカバーでくるんでしまえばいい!
そんな考えから生まれたブックカバーが、「くるりカバー」です。

「包む」という発想から生まれた、読書の相棒
本のキレイな状態が保てるとしても、開閉に手間取ったり読書の邪魔になったりするようでは、使わなくなってしまう。
気軽に使えて、手触りが良くて、重くないのが理想。
書店でかけてくれるブックカバーを基本としつつも、本を「包む」ようにできればいいのかも、と試作を繰り返しました。
 
一方で本をしっかりホールドできるよう、深めに表紙が入れられるように設計。
もう一方でフタをするように被せるよう長めにしたら、くるっと包むようにできました。

2箇所の切り込みを表紙に引っ掛けたら、スルっと落ちてしまうのも防げます。
カバーの表面には3段階の切り込みを施しているので、本の厚みに合わせて最適な位置でフィットさせることができます。

読むだけじゃない、持つよろこびを
形が決まったら、いよいよ素材選び。
当初から考えていた、「手触りが良くて、重くない」に加え、使うほどに愛着が湧くような高級感も欲しくなってきました。
そこで選んだのが、革のような質感を持つ「コルドバ」。
適度な厚みとしなやかさがちょうど良く、手に取るたびに、つい見惚れてしまうほどの美しさです。
色のバリエーションもあったら楽しいかも?と、本格的な革を再現した「ニューウエブロンカラー」と、クロコダイルの皮革をイメージした「アレザン-FS」の用紙もチョイス。

シックな黒、キリッとクールな群青、落ち着いた濃茶、明るくビビッドなオレンジ…
これなら、読書時間がもっと豊かになる予感。
大切な一冊を包むカバーとして、ぜひ手に取っていただきたい一品です。
印刷素材・用紙の説明「コルドバ」
しなやかな革をイメージした含浸タイプのファインペーパーです。独特のぬめり感と強度をもちます。コルドバ(Córdoba)は革製品で有名なスペイン、アンダルシア州の都市名です。
(引用元:コルドバ|竹尾 TAKEO)
印刷素材・用紙の説明「ニューウエブロンカラー」
皮革を模した含浸紙。しっかりとした紙厚でありながら折り曲げも柔軟にできます。
印刷素材・用紙の説明「アレザン-FS」
本皮の滑り(ぬめり)感を持った斬新なファインペーパー。温かみのある10色の色展開は、アプリコットやアボカドといった鮮やかな色を筆頭に、バラエティーに富んでいます。
(引用元:アレザン-FS|竹尾 TAKEO)
※当商品は株式会社高速オフセットのクリエイターが企画し、自社工場にて印刷テストを行った「アイデアの試作品」であり、非売品となります。
当企画の印刷のお問い合わせや「アイデアのアイデア」クリエイターへのデザイン依頼等は高速オフセットお問い合わせフォームよりご相談ください。
オレンジ:アレザン-FS(アプリコット)
レザー:コルドバ
 
        
        「オフセット枚葉機の印刷幅(range)が広がることを目指して」をテーマに結束したプロジェクトチームです。クリエイターの「こんな印刷物っておもろいんちゃう?」を、B1オフセット枚葉機で実現しています。 ●B1オフセット枚葉機って何?という方はこちら
 
                         
                         
                         
                         
                         
                         
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
			 
	 
			 
	