【印刷のプロに聞いてみた】コースター印刷のおすすめ用紙は？【ノベルティに】

記念品として配る場合や、特別感を出したい時には、特にぶ厚い紙がいいですよ！
実は、コースター向けに作られた吸収性の高い用紙があるんです。「HSKクッションF」といいます！

ラフな質感で、白色度も高くて高級感があります。活版印刷や箔押しをする方もいますね。

高速オフセットでは100部～などノベルティ用で配布しやすい小ロットから、オフィスでの来客用の社内備品としても活用できる1,000部～1万部以上の大ロットも対応できちゃいます。

コースターは、形やデザインを変えてオリジナル感を出しやすい印刷物なので、コストに合わせて、自由自在な仕様にに変更できるのがメリットではないでしょうか。

デザインの色を、例えばゴールドや朱色に近い色であえて特色１色で印刷してみたり。
角丸や丸形にするのもおすすめですよ。

また、できるだけコストを抑えつつ、ある程度厚みを持たせたいのであれば、デザインを片面印刷にするのも一案です。
※部数や仕様によっては価格差がでにくい場合もあります。

ご予算とご希望に合わせてのご提案も可能なので、お気軽に面談をお申込みいただければと思います！

最近取り扱った環境配慮用紙の中で、特にコースターに向いているなと思ったのが「クラフトビールペーパー」です。

ビールを作る過程で廃棄されるモルト粕をクラフト紙に混ぜ込んで作られた用紙なんですよ！

実は、モルト粕はひと月の醸造で2,000kgほど出ることもあるのだとか。そのほとんどが廃棄されてしまいます。

廃棄予定のモルト粕を回収し、価値ある紙製品に変わるという「アップサイクル」を実現しているんですね！

クラフトビールペーパーの良いところは、クラフト紙っぽいところ！紙の雰囲気だけでこなれた感じがあります。

裏表で繊維の出方が異なります。
写真だとわかりづらいですが、左はつるっとしていて、あまり紙の繊維が見えません。右は紙の質感が出て「モルト粕」っぽいと思われるかもしれませんね。

クラフト紙に似ているから、ホワイトインキとも相性がいいですよ。
これも写真だとわかりづらいですが、コースターの白い部分にホワイトインキを使っています。照明によってきらっと光ります。

環境配慮用紙ならではで、SDGsに貢献しているのも特徴です。「12.つくる責任 つかう責任」「13.気候変動に具体的な対策を」「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」に貢献できるとされています。

クラフトビールペーパーのロゴも掲載できます。
ほんのりモルト粕が残った温かみのある用紙なので、もらった人が喜ぶノベルティなどにぴったりですよ！

コースターの利便性である吸収力を出したいなら「HSKクッションF」のようなコースター用用紙を選択するのがおススメです。
ですが、「できるだけ費用を抑えたい」「デザイン力で目立たせる」などで厚みを求めないのであれば、カード紙など四六判で225㎏以上の厚みを最低持たせた用紙を選択しましょう。

例を挙げるとすると、カード紙としても一般的な『サンカード』があります。ポストカードにも使われる用紙で、つるっとした光沢感も残したマット寄りの用紙ですよ。

少し特殊で厚みのある用紙だと『ハイブリッドバガスFS ラフホワイト』 もおすすめ。

ラフ調の質感を保ちつつ環境にも配慮された用紙。FSC®認証紙でもあり、バガスパルプ（サトウキビの絞りかす）も配合された用紙なので、環境とフードロスにも配慮された用紙です。

厚さのバリエーションがある用紙さえ選べば、選択肢は無限大に広がります！