「Sublima+コンテスト 2025-2026(主催:エコスリージャパン株式会社)」にて、当社が企画デザイン・製造したカレンダーが、この度カレンダー・ポスター部門で銀賞を受賞しました。
このカレンダーは株式会社T&K TOKA様(以下、TOKA様)よりご依頼を受け、企画からデザイン、印刷までを担当いたしました。
額縁庭園風のカレンダー
日本庭園の鑑賞方法の一つ、「額縁庭園」をテーマにしたカレンダーです。
額縁庭園とは、建物の窓や柱などを額縁に見立て、景色をまるで絵画のように楽しむ手法。
風景を切り取り、要素を凝縮させることで、美しさや繊細さがいっそう際立ちます。
表紙の上半分は切り取らずそのままに。
カレンダー部分を切り取ることによって、次の月を「額縁庭園風」に楽しむことができます。
カレンダー企画・デザインのきっかけとコンセプト
当社では昨年度、TOKA様よりご依頼を受けてカレンダーを企画製造し、Sublima+コンテスト2024-2025で銀賞を受賞しました。
▼昨年度の製品紹介記事はこちら
その際、TOKAのご担当者様より「海外のお客様に大変喜ばれている」と伺い、今年もさらに喜んでいただけるものを、というところからデザインチームの構想が始まりました。
TOKA 様よりいただいたメインテーマは
「印刷物を楽しむ」「紙ならではの作品」。
加えて、単なるカレンダーとしての機能だけでなく、「見る人の心が動く“仕掛け”」を取り入れたいと考え、制作をスタートしました。
チーム内で何度も議論を重ね、制作開始時期を過ぎてもなかなかアイデアが固まらず、苦慮の日々。
あれこれ悩んでいる中で、ふと
「和といえば京都」
「京都といえば…額縁庭園を見に行きたい!」という発想が。
日本ならではの美しい景観。
「思いっきり“和”を感じられるデザインにしたい」という意向もあり、そこからコンセプトが決定しました。
さらに、社内で対応できる特殊印刷も最大限活用し、「疑似エンボス」「トムソン加工」「切り取り線」などを盛り込み、細部までこだわりました。
▲海外のお客様にも配布するため、日本語と英語で額縁庭園や各季節の紹介を入れています。
カレンダーのデザインでこだわったポイント
デザインチームによると、最大のこだわりは「サイズ感」とのこと。
一般的なカレンダーよりもスリムな形状にすることで、洗練された印象を演出。
大きすぎず小さすぎない、額縁と写真のバランスが最も美しく映えるサイズを追求しました。
また、トムソン加工で抜いた額縁窓の円のサイズも、何度も試作を重ねて調整。
額縁越しに見える風景が、最も『粋』を感じられるようバランスを整えました。
一方で苦労したのが「風景写真の選定」。
地域のバランス、額縁越しの見え方、名所がマニアックすぎないかなど、さまざまな条件を考慮しながら、チームで全国の名所を徹底的に選び抜きました。
▲四季折々の情景を、色鮮やかな印刷技法で表しています。
疑似エンボス加工と印刷技術が加わり、とても鮮やかで美しいカレンダーに仕上げることができました。
▲印刷にはVOC含有率 1%未満のインキ、及びバイオマスインキを使用しています。
また、Sublima+コンテストで2度目の受賞をいただき、社としても大変光栄に思っています。
これからも“紙ならではの楽しさ”と“印刷表現の可能性”を追求し、心に残るプロダクトを届けることができればと思います。
株式会社T&K TOKA様、このようなカレンダー製造の機会をいただきありがとうございました。
株式会社T&K TOKA様公式サイト
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