

こんにちは!バナナペーパーの普及活動を行っているチーム、KAMIKENです。

2024年11月15日に開催されたワンプラネット・ペーパー®協議会が主催するバナナペーパーのフェスに、高速オフセットも協議会の一員として参加してきました♪
※ワンプラネット・ペーパー®協議会…バナナペーパーを推進する協議会。

バナナペーパーに関する最新情報や高速オフセットの展示内容、その他フェス全体の感想を、この場をお借りしてまとめます!

都合により行けなかった…という方も、フェスの雰囲気を少しでも感じていただければ幸いです。
無償で名刺をご提供する「877人から始めるバナナ名刺プロジェクト」をスタート

まずはじめに、今回の展示会からスタートした企画があるのでご紹介させてください!


その名も、「877人から始めるバナナ名刺プロジェクト」!
詳しくはこちらのプレスリリースをご覧いただければと思うのですが、簡単にご説明しますと、無償でバナナペーパーの名刺をご提供しますよ、という企画なんです。

狙いとしては、バナナペーパーの名刺を1人でも多くの方に触れてもらう、使ってもらうきっかけを作りたい!そして、バナナペーパーの使用数を上げてザンビアへの貢献に少しでも繋げていきたい!という思いがあります。

デザインは下記6つからお選びいただけます。どれもおすすめなんです…!


BUSINESSパターンは、ワンプラネット・ペーパー®協議会でもよく使われる合言葉「Be serious go bananas(真面目に、そして楽しく、バナナで行こう!)」を掲げています。ザンビアの写真ありパターン/なしパターンが選べて、あらゆるシーンで活用できます。

CULTUREパターンは、バナナペーパー工場があるアフリカを想起させるようなデザインを用いました。現地の布小物、柄が本当に可愛いんですよね…。

NATUREパターンは、人と自然が共生しているザンビア エンフエ村のイメージをイラスト化。バナナペーパー工場の様子も描いています!

このプロジェクトは、「個人的にバナナペーパーを使いたいけれど、予算の関係や会社の都合で使えない」という声をよくお聞きするから。確かに、費用の面でいうと、普段お使いの用紙よりも単価が上がってしまうんですよね…。

ですが、バナナペーパーは「使うことで世界に貢献できる紙」なんです。
ザンビアというと遠く離れた地に思うかもしれませんが、生態系や自然環境の保護は、地球に住むすべての人々に関わる問題。そこに暮らす人々の賃金・教育を後押しすることは、私たちの未来にも関わってくるのです。

そして、私たちがバナナペーパーの取り組みをはじめたのは、たった1人の個人の思いからでした。

「この紙が好きだな」というそんな思いをちょっとずつ広げていった結果、2024年11月現在にはザンビア現地のスタッフ1 人直接雇用164日間分の給料に貢献することができています。


そこで、「バナナペーパーが好き」という方に、まずはバナナペーパーを使ってもらうことから始めたい!と、この877人から始めるバナナ名刺プロジェクトをスタートしました。

募集の第1回が、このワンプラネット・ペーパー®フェス2024東京でした。今のところBUSINESS、CULTURE、NATUREそれぞれ申し込みがあって、とっても嬉しいです♪

ちなみに、第2回の募集が決まりました!
2024年12月4日~6日に東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2024」です。ブース番号など決まり次第、またプレスリリースにてお知らせしますね。ぜひ少しでも興味のある方はお立ち寄りください^^
13万枚以上の名刺をバナナペーパーに。5年の取り組みを展示

高速オフセットのブースでは、「バナナペーパーの取り組みで生まれた変化」をテーマに展示をしました。


企業様と共に作ったバナナペーパー製品はもちろん、社内でつくったもの、生まれたアイデア、試行錯誤しながら取り組んでいることなど。

「紙でフェアトレードに貢献できるの?なんて素敵な取り組みなんだろう!」…そんな想いからはじめた取り組みでしたが、企業のみなさまに賛同していただき、様々な製品を作ってきました。


また、高速オフセットの全社員の名刺をバナナペーパーに変えたのも大きなきっかけ。数えてみると、13万枚以上の名刺を製造していることに気づきました。

正直、数えきれなかったのでもっとあるかも(笑)。
あとは、子どもたち向けのワークショップやイベントができたのも、この5年間の大きな取り組みだよね。

そう!子どもたちって、本当に純粋で。バナナペーパーを手に取ると、においをかいだりこすってみたり、ワクワクしてくれるんですよね。

そういった姿が本当に刺激になって、また次のバナナペーパー製品を考えるきっかけにもつながっています。

展示ブースでも、「この製品かわいい!」と色々手に取って見ていただけました。あと、「私も今バナナペーパーの名刺を使っているんです」という声も多かったです。

高等学校の子たちとも名刺交換したけれど、バナナペーパーを使っていて。「おそろいだ!」って気持ちになりました(笑)。

バナナペーパーをきっかけに、同じ目標を持った仲間の皆さまと出会えることが本当に嬉しいんですよね。
ワンプラネット・ペーパー®製造時のCO2は半分以下!

そうそう、フェスではとっても嬉しいニュースが聞けました!バナナペーパーの紙の製造について、LCAに基づいて計算したところ、なんとCO2の排出量は一般の紙より半分以下(※)!これは驚いたな~。
※印刷の排出量は除く

バナナペーパー工場のあるエンフエ村にソーラーパネルが設置されたというニュースも嬉しかったです。


ザンビアの電力は水力発電なのですが、雨期の11月~3月に雨が降らず、乾季に入った4月以降もほぼ雨は降らずで計画停電がずっと続いているんです。電力がないと、バナナペーパーの元となる繊維をつくることができず、生産量が下がり、仕事が減り、給料が減り…と、深刻な状況に。

ですが、ソーラーパネルが設置されたことで、引き続き安定して工場が稼働できているとのことです!

また、フェス終盤では、新しいPVが公開されました。
アフリカムードが漂う素敵なPVなんです。ぜひぜひ、動画をご覧ください!

自然と共生するザンビアの豊かな大地、そこに暮らす野生動物。私がザンビアで見てきた風景そのもの!
バナナペーパーができるまでについても、きれいに動画でまとめられています。

臨場感があっていいね。このバナナペーパーを日本で手にするまでに、たくさんの現地の人が関わっているんだなと実感しました。

人を守る、自然環境を守る、森を守る。現実世界の「どこに貢献しているのか」についても動画で触れています!

フェスでは他にも、循環型社会への取り組みや、サーキュラーエコノミーをめぐる動向、ディスカッションが開催されました。
あと、毎年恒例になっている企画「ザンビア・エンフエ村との中継」も!

リアルタイムで日本⇔ザンビアエンフエ村をオンラインでつなぐのですが、毎年電波の状況等でつながるのかつながらないのか、ドキドキハラハラなんですよね…(笑)。

そして今回は…無事に!つながりました!(笑)


みんな元気そうでした。
現地の工場メンバーからは、「見せたいものがあるんです」と、手すきで作った和紙をその場で見せてくれましたよ♪

私たちが加盟しているワンプラネット・ペーパー®協議会では、公平性・透明性の高い用紙・バナナペーパーの普及を推進しています。これからも、イベント等を通じてバナナペーパーの取り組みをご紹介してまいります。

フェスに来てくださったみなさま、ありがとうございました!
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