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第2弾!SDGsの取り組み「資格取得奨励制度」を使って社会保険労務士取得にチャレンジした話

2022.03.11

高速オフセットではSDGsのうち「雇用への取り組み」にも、積極的に取り組んでいます。
その中の1つに「資格取得奨励制度」があり、この制度を使って資格取得にチャレンジする社員もいます!

今回のコラムでは、「資格取得奨励制度」の利用第二弾として、難関資格である「社会保険労務士」にチャレンジした総務部の女性社員のお話をご紹介します。

高速オフセットへの就職に興味をもっている方にも、何かご参考になれば幸いです♪

難関資格「社会保険労務士試験」に挑戦するまでのきっかけ

総務部に配属され、3年が経過した頃。

会社の制度について周りから相談されるうちに「自分の知識でもっともっと誰かの役に立てたら」という気持ちが強くなり、総務部に関わる資格を探していた中で「社会保険労務士」という資格を知りました。

ここ数年、働き方や仕事に対する価値観は大きく変わっています。
長時間労働が評価される時代は過ぎ、仕事もプライベートも大切にするワークライフバランスの推進など、多様な働き方が求められています。

コロナ禍においては、テレワークが急速に浸透しました。
また、たくさんの助成金制度が新設されたことで、その取得へのアドバイスをしてくれる社労士の名が大きく取り上げられましたよね。

日本の労働法や社会保険に精通するエキスパートとして、企業の労働環境を改善していく。
そんな社労士の知識は、時代の変化に柔軟に対応していくためにも非常に役に立つものだと感じ、チャレンジすることを決めました。

とはいえ…社労士の資格は「超・難関」。
私の挑戦は、決して簡単なものでなく、意地と努力の積み重ねの連続でした。

2度の不合格。悔しさで1度はあきらめる

そもそも社労士試験とはどんな試験なのか、少しご紹介したいと思います。

受験のチャンスは年に1回、8月の第4日曜日に実施されます。
10科目ある中で特に「労働一般常識」という科目は毎年、どんな問題が出題されるかわからない難問で “受験生の壁” といわれています。

午前(80分)の選択式、午後(210分)の択一式ともに「総得点」および「各科目点」を基準点以上とることが必要ですが、相対的な評価方式によるもので、毎年、合格基準点が変動します。

初めての挑戦では、約半年間の勉強期間で試験に挑みました。
仕事を終えて週2回、講座に通い、知識を一から習得しました。

結果は不合格。
例年、合格率は約6~7%を推移していますが、不運にもその年の合格率は過去最低の2.6%でした。

その後、すぐに2度目の挑戦に向けて、約1年間の学習をスタートさせました。
通勤時間を活用して復習を繰り返し、2度目の試験は手応えを感じていました。

それでも…またも不合格。
択一式の総得点が1点足りない!

この1点で、1年間の努力がすべて無駄に思えて、悔しくて仕方ありませんでした。

社労士合格には、一般的に1,000時間の勉強が必要と言われています。
挑戦にかける労力を考えると「もう受験はやめよう」と、3度目の挑戦をあきらめることにしました。

キャリアを考え3度目の受験を決意!資格取得奨励制度を策定し活用

社労士の取得を半ばあきらめ、総務部として仕事をこなす日々の中で、自身の今後の「キャリア」について考えるようになりました。

女性は結婚や出産などのライフイベントで、キャリアが一時的にストップすることもあると思います。
さまざまなライフイベントを経ても仕事を続けたいという想いがあり、改めて、専門知識を身につけたいと思うようになりました。

そんなとき、従業員の学習意欲を支援し、習得した知識を業務の中で生かせるようにと「資格取得奨励制度」を採用している企業が多いことを知りました。

この制度があれば、学びたいと思っている従業員の後押しをもっとできるのでは?」と考え、当社でも取り入れたいと規定策定を提案しました。

初めは最低限の資格のみ対象でしたが、各部署からの意見も集めて内容を見直し、「社会保険労務士資格」を含めて新たに7つの資格が対象となりました。

<1点の悲劇>から4年後、コロナ禍での3度目の挑戦。
1年間という長期戦で、モチベーションの維持がとても大変でした。

今度こそ、これで最後」と強く心に決めて。

絶対合格」と掲げたポスターを見ながら、何度も自分を奮い立たせ、平日2~3時間、休日5~8時間と毎日欠かさず勉強に励みました。

絶対合格

試験当日、意識が朦朧としながら帰宅したのを今でも覚えています。
後日、疲労で救急搬送されることになるとは・・・(^^;)。

それぐらい本気の挑戦だったということです!

結果はいかに・・・!?

試験から約3カ月後の11月。

3度目の正直でやっと『合格』を手にすることができました!

社労士合格証書

合格後、社に資格取得奨励制度を申請し、奨励金(50,000円)と受験料を負担いただきました。

ちなみに私は職場には内緒で自発的に受験したのですが、会社指示による資格取得の場合は奨励金・受験料のほか、学習費用や研修費なども会社が負担してくれるんですよ。

会社に支援してもらえるのは、とてもやる気につながりますよね。

知識を生かし働きやすい環境づくりを目指して

総務部の仕事は労働保険や社会保険の手続き、給与計算を行うことはもちろん、メンタルヘルス不調による職場復帰のサポートや男性の育児休業推進、女性活躍推進の取り組みなど、多岐にわたります。

日々、会社で起こるさまざまな問題を目の当たりにする中で、その時々によって、従業員や会社にとってベストな方法を考え柔軟に対応することが求められます。

今回、資格取得奨励制度を活用し、さまざまな知識を学ぶことができました。
知識だけでなく、それをどう仕事に生かしていくかが大事なことだと考えています。

日々、法律は改正され、常に新しい情報を収集することは大変ですが、「働きやすい環境をつくっていきたい」という想いで、これからも頑張りたいと思います!

また、こういった制度が少しずつ普及・活用され、安心して働ける社会や個々の能力開発の促進につながればと願います。

▼資格取得第1弾のお話はこちら

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なお、高速オフセットにはこんな資格を持った役員もいます!

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