「伝えたい」を伝わる形に。 株式会社高速オフセット

【印刷のプロにきいてみた】フリーペーパー/情報誌のおすすめ仕様・サイズは?

2024.05.01

高速オフセットは「輪転機」という機械を使った、部数の多い印刷物を得意としています。近頃は、部数の多い印刷物だけでなく1点から作成できる展示ブースキットや、コースターなどの装飾品やノベルティもお問合せをいただくことが増えましたが、引き続き当社の得意分野の「フリーペーパー/情報誌」もお問合せをいただいています。

今回は、印刷物アマチュアの私が、改めて「フリーペーパー/情報誌を発行するときにおすすめの仕様・サイズは?」を当社の営業担当に質問してみました!

新たな媒体発行を検討されている代理店様や媒体発行者の方へ、営業担当の生の声をぜひお届けできればと思います!

フリーペーパー/情報誌で人気な仕様を分類してみた

当社にご依頼いただくお問合せや実績で多い規格を整理してみると、下記に分類されます。

輪転機対応 フリーペーパー/情報誌でおすすめの仕様

これらは、すべて「輪転機」という機械で印刷できる仕様なんです!

ちなみに輪転機と一口にいっても、A判サイズが印刷できるA型、B判サイズタブロイド判サイズが印刷できるB型、新聞輪転機と種類が分かれるんですよ。印刷会社によって保有している機械も様々です。

フリーペーパー/情報誌の「対応できる機械」を見てみると、B判、AB判、タブロイド判は、すべてB型輪転機で印刷ができることが分かります。B型の輪転機の対応力の高さを感じます・・・!※当社はA判・B判・AB判・タブロイド判すべて印刷が可能です。

では、これから皆さんが「フリーペーパー/情報誌を印刷したい!」と思った時に、いったいどのような仕様が良いのでしょうか。当社の営業担当に「おすすめの仕様」を聞き、3つ挙げてもらいました!

フリーペーパー/情報誌を印刷する時におすすめの仕様・サイズを徹底比較解説!

■おすすめ仕様1:新聞風にしたい・サイズを大きくしたい時は【タブロイド判】

 

印刷物アマチュアの私

最近、新聞っぽい可愛いデザインのフリーペーパーを街中で見つけました! 新聞って字がたくさん並んでいて硬派な印象があるんですが、デザイン次第で、すごくかわいい印象で思わず手に取ってしまいました!

ベテラン印刷担当

わかります。最近はレトロなイラストが流行っているように、「新聞風で味のある印象の印刷にしたい」「沈んだ落ち着いた色味で印刷してみたい」という声をいただくことがありますね。そんな時はあえて、白い用紙を提案せずに、更紙(ざらし)という用紙を提案することがありますよ。

印刷物アマチュアの私

更紙?初めて聞きました!どんなのですか?

ベテラン印刷担当

更紙は新聞紙のような、鼠色の用紙をイメージしてもらえればと思います。通常の用紙よりも薄く、白色度も低いので、あえて色味の濃いデザインを使うと味のある印象になります。もちろん古紙回収にも回せるので、廃棄の観点でも注目が高まっていますよ。

毎日新聞 更紙イメージ

※参考:毎日新聞

ベテラン印刷担当

さらに、このタブロイド判(406×272mm)というサイズは、新聞紙(406×545mm)の半分のサイズ。広報誌などでもよく使われるA4サイズより大きく、誌面をダイナミックに使うことができる点も特徴ですね。高速オフセットは、毎日新聞グループの印刷会社であり、朝刊、夕刊、スポーツ紙など様々な新聞印刷を毎日行っています。だからこそ、印刷職人技術が問われる新聞紙などの薄い用紙を印刷する技術スキルも高いことが誇りなんです。

当社のお客様である「くわな新聞」様に、新聞型フリーペーパーの魅力をインタビューしてみました。過去コラムもご覧いただければ、イメージが湧くかと思います!

■おすすめ仕様2:掲載できる誌面サイズを大きくしたい×繁忙期でも安定して製造ラインを確保したい時は【AB版】

印刷物アマチュアの私

え、また新たな言葉が出てきました・・・!AB版?って、なんですか?

ベテラン印刷担当

AB版っていうのは、サイズが257×210mmのもの。下記の画像をみてください。天地はB5サイズの257mmだけれども、左右は210mmとA4サイズの大きさです。通常B5サイズだと左右が182mmのところを、AB判だと210mmで製作ができるので、誌面の幅を28mm大きく使うことができるんです!

A4/AB判/B5サイズ比較表

印刷物アマチュアの私

なるほど、AB判はB5よりも幅が大きくなるので、その分デザインできる面積が大きくなるんですね。 「繁忙期でも製造ラインを安定して確保したい」とはどういうことですか?

ベテラン印刷担当

年末年始や大型連休前などは様々な会社様が印刷物を発注するので、製造ラインを確保しにくい時があるんですね。もちろん当社も、社内機械の製造ライン枠を超えてしまうときは、信頼できるサプライヤー様にお願いすることがあります。 そもそも、輪転機にはA4などのA規格を印刷するものと、B5などのB規格を印刷するものがあると最初にお伝えしました。今回のAB判はB規格の輪転印刷機を使います。

ベテラン印刷担当

このB型の輪転機って、日本の市場にA型の輪転機よりも台数が多い傾向が昔からあるんですよ。なので、繁忙期でも印刷できる機械台数が市場に多く、フリーペーパーや情報誌などの「納期が短く、定期的に発行が必ずあるもの」でも安心して製造ラインを確保してご発注いただけるのも特徴です。先ほど紹介したタブロイド判やB判もB型輪転機なので、同じように製造ラインを確保しやすいですよ。

■おすすめ仕様3:手に取っても馴染みのあるサイズ感は、やっぱりA規格とB規格!

ベテラン印刷担当

と、ここまで色々と変わった仕様サイズをお伝えしてきましたが、やはり私たちの手に馴染みのあるサイズは「A4サイズ」のようなA規格や「B5サイズ」のようなB規格ですね。

印刷物アマチュアの私

A4サイズは馴染みがあるけれども、少し鞄に入れにくくて半分に折ってしまう経験があります。A4の半分のサイズのA5サイズとかは、手に持ちやすくて嬉しいなと思ってしまいます!

ベテラン印刷担当

そうですよね。個人的な意見ですが、大人の女性をターゲットにした冊子は少しサイズを小さくしてA5やB6をおすすめすることも多いです。逆に、お子様むけは文字を大きくしたいので、情報量によってはA4サイズを選ばれることもあります。そこは掲載したい情報内容とターゲットに合わせてご検討しております。もちろん、お客様によって予算の兼ね合いもあるかと思いますので、様々な仕様のパターンで試算し、比較検討いただくように私は心がけています。私の隣に座っている同僚も含め、高速オフセットではみんなそのようにご提案するようにしていますね。

印刷物アマチュアの私

なるほどー!フリーペーパーの印刷といっても、手に取ってもらいたいターゲット層や伝えたい情報量・デザインの見せ方に合わせて仕様やサイズを決めていくんですね。お客様と一緒に検討しながら、製造物に取り組まれていることが良く理解できました!ありがとうございました!

高速オフセットは仕様提案から・デザインからもお任せください!

高速オフセットが対応できる機械は、
【新聞輪転機】新聞を印刷する機械
【A・B型輪転機】折込チラシや部数の多い冊子などを印刷する機械
【枚葉機・平版機】部数が少ない冊子やカタログ、色や加工にこだわりのある印刷物
【オンデマンド機】1点から違った絵柄で印刷ができる機械
など多くあります。

高速オフセットの営業担当は、お客様のご希望に合わせてこれらの印刷機械をマルチに変更し、仕様提案から行うことができます。

また、社内にはデザインチームが在籍しているので、デザイン作成も、御社がデータ作成される際に気を付けておくべきポイントもしっかりフォローが可能です。

さらに、高速オフセットは1986年創業の実績も多くある印刷会社。
過去当社で印刷したフリーペーパーや情報誌のサンプルもございます。対面でのみとなりますが、実物をご覧いただきながら仕様の相談も可能ですよ。
関東/関西/中国エリアの営業所を中心に全国で対応可能ですので、ご相談ベースでもお気軽にお問合せください!

 

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