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紙でない、とある新素材に点字印刷してみたら面白かった件

2024.03.12

コラムサムネイル画像_紙でない、とある新素材に点字印刷してみたら面白かった件

高速オフセットでは、印刷だけでなく箔押しやエンボス加工など特殊加工も多くご依頼いただいております。
例えば、印刷物をキラっと光らせる「箔押し」や凹凸を出す「エンボス加工」などは、触れた時に通常の印刷物とは少し違った面白みが出せます。

さて、そんな特殊印刷加工の1つに「点字印刷」があります。
先日、お客様から「とある印刷素材」を指定しての点字印刷のご依頼がありました。
すると、これまで知らなかった新たな発見が…!

本日は、とある新素材に点字印刷をしてみて気づいた発見についてご紹介いたします!

とある新素材…それはLIMEX(ライメックス)!!

点字印刷の写真

まずは実物を見てみましょう。こちらが実際に行った点字印刷。

一見普通の点字印刷に見えるかもしれません。ですが…触ってみたらびっくりしました!

紙に印刷した時とはまた違う質感。なんだか滑らかです。通常点字印刷をすると、少しとがったような、ざらっとした質感になります。ですが、こちらの点字印刷は点字部分の盛り上がりが丸っぽく、柔らかな触り心地です。

点字印刷の写真

「どうして滑らかなのだろう?」と考えてみたところ、いつもの点字印刷と違うところと言えば…印刷素材!

このお客様の点字印刷では、「LIMEX(ライメックス)」という素材を使っています。この印刷素材が、「紙ではない」から手触りが違うのではないか?という話になりました。

紙とLIMEXの素材の違いにヒントが?

LIMEXを知らないという方に少しだけ説明をすると、LIMEXは石灰石が主原料である新素材。平滑性も強く、耐水性もあります。「素材」と書いてあるとおり、紙ではないのです。

一方、紙(洋紙)は、木材をほぐして出た食物繊維であるパルプを重ね合わせて作られています。紙はその繊維と繊維が重ねあってできるので、用紙の種類によって1枚1枚違う質感が生まれるのが良さであり特徴です。

和紙の写真

皆さんがよく知っているであろう、和紙を思い浮かべていただければイメージできるのではないでしょうか? 和紙は、紙の繊維が良く見えて1枚1枚繊維が向いている方向や場所が違いますよね。

点字印刷は金属の金型を押し付け、凹凸を出しています。

つまり、LIMEXは紙と違って繊維と繊維の隙間が発生しない素材なので、より均一に凹凸が出たようです。
これが触った時の滑らかさに繋がったと言えるのではないでしょうか?

点字印刷は用紙や素材の厚みも重要!

点字印刷の方法は、金型や樹脂の型を素材に押し出して凹凸を出す方法など様々にあります。
多くは用紙や素材に型を押し出すので、あまりにも薄い素材であると、破れてしまったり、用紙や素材が変形してしまう可能性があります。
最低でも上質紙90㎏以上の用紙選定がおすすめですね。

今回点字印刷をしたLIMEXでは、名刺などにも最適な厚みを使いました。
厚めの素材なので綺麗に点字が表現できましたよ。

印刷って面白い!印刷物は紙や素材の違いで出る「質感/発色差」が醍醐味!

今回、お客様の印刷物を研究してみることで、素材(紙やLIMEXなど)の作り方によって同じデータでも違う手触りの印刷物になることを改めて実感しました。
LIMEXを例に挙げてご紹介しましたが、高速オフセットがご用意できる用紙は数えられないほどたくさんあります。

高速オフセットでは、様々な用途に合わせた用紙をご提案させていただきます。
お気軽にご相談ください。

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