(一社)大阪府宅地建物取引業協会(以下、大阪宅建協会)は、会員に向け協会の取り組みを発信する広報誌「たくっちマガジン(通称たくマガ)」を発行しています。
▲「たくマガ」は年6回発行。名称は大阪宅建協会のマスコットキャラクター「たくっち」からきています。
高速オフセットでは原稿の編集作業、デザイン、一部企画の取材・ライティング、印刷、封入、発送までを手掛けています。
今回は、「たくマガ」に携わっており、大阪宅建協会の副会長を務めておられる松下豊光さまに話をうかがいました。
目次
Chapter1:現在の役割について
会員を結び、成長を支える「たくマガ」の存在価値
――まずは、たくマガの発行目的をお聞かせください。
松下副会長:「たくマガ」は、大阪宅建協会と会員を結ぶ唯一のツールです。大阪宅建協会の取り組みや、経営に役立つ知識、情報を発信することで、帰属意識を高めてほしいと考えています。
また、支部の中から特に活躍が目覚ましい会員をピックアップして紹介する「活躍会員」特集では、不動産業界へ入ったきっかけや、今に至るまでの苦労ややりがい、仕事で工夫している点などが語られており、読み応えがありますね。
――活躍会員の取材は私たちが行っていますが、不動産業界をより良くしたいという皆さまの熱意を感じます。
松下副会長:そうですね。読者である会員もいい刺激を受けてもらえればと思っています。
あと、当協会が展開するボランタリーチェーン「TAKTAS.※1」の特集ページも、TAKTAS.に加盟するメリットがしっかりとまとめられて、宣伝効果が期待できます。ここ数年で加盟店が急増し、2026年3月には300店舗を突破しました。
――加盟店が急増した要因はどこにあるのでしょう?
松下副会長:加盟してもメリットが感じられなかったら意味がありません。そこで支部ごとに「TAKTAS.フォローアップミーティング」を開催。近隣エリアの加盟店あるいは加盟検討者が集い、ノウハウを共有する場を設けました。加盟店ならお得に利用できる不動産営業支援サービス「土地BANK※2」の使い方を学ぶセミナーも同時に実施し、「自社でも利用したい」とその場で加盟する会員も多くいましたね。
今後は2年以内に加盟店500店舗達成を目指しています。それを達成するためには、こういった活動を続けるのはもちろん、「たくマガ」のような広報がより重要となってくるでしょう。

▲「活躍会員」と「TAKTAS.のここがGood!」は高速オフセットがアポ取り、取材、ライティングも担当している。
※1 TAKTAS.…「仲間と・お得に・楽ちんに」をテーマにした大阪宅建協会によるボランタリーチェーン。月5,000円というリーズナブルな価格、そして加盟店同士のつながりが強く、高めあっているのが魅力。
※2 土地BANK…土地や物件情報を地図上で確認でき、営業にかかる準備時間などが大幅に短縮できるツール。TAKTAS.に加盟していれば、初期費用11,000円、1IDにつき6,050円で利用できる(利用料は総契約点数の増加に応じて下がり、記載の金額は2026年7月現在のもの)
Chapter2:今後目指すべき役割について
目指すは「官民連携」の懸け橋。新しい広報戦略
――今後、たくマガで発信したい情報はありますか?
松下副会長:たくさんありますよ。
まずは、AI・DXについての取り組みやノウハウの共有。中小不動産業者では、どうしても個々のスキルや知識に偏りがでます。当協会としては、専門のチームを作り、均一化を図っているところです。AI・DXにより業務の効率化が進めば、サービスの質も向上し、不動産業界全体のイメージアップになると考えています。大阪宅建ビジョンにもつながりますからね。

▲不動産業界のDXを大阪から加速させるべく、2026年3月6日(金)に開催された「未来共創フォーラム2026」。たくマガでは、その様子を詳しくレポートした記事を掲載した。
――大阪宅建ビジョンというのは?
松下副会長:“公正で健全な不動産取引を通じて、しあわせなまちづくりを実現するために、「人・すまい・地域をつなぐ懸け橋」になることを目指す”というもので、私たちの指針を記したものです。
本ビジョンを実現するにあたって、私はより広報に力を入れ、たくマガの在り方を変えるべきではないか、という考えに至りました。
――今まで、たくマガは協会と会員、あるいは会員同士がつながるための広報誌でした。その役割を変えるということでしょうか?
松下副会長:もちろん、今のたくマガにも満足しています。私自身2年ほど企画・編集に携わって、現場の意見を聞きながら、「活躍会員」や「TAKTAS.ページ」を作り上げてきました。しかし、それは既存の「たくマガ」をブラッシュアップしただけ。時代も変わり、達成すべきビジョンが明確になった今こそ、大きな方向転換が必要です。
私は、この冊子を国土交通省をはじめとする行政機関へ発信する 広報ツールに発展させたいと考えています。
――行政ですか!一般のお客さまだけでなく、行政をターゲットに据える意図はどこにあるのでしょう?
松下副会長:お客さまへの発信も当然大切です。だからこそ、SNSを駆使して大阪宅建協会のシンボルであるハトマークやTAKTAS.の認知度・信頼度を高める取り組みを行っています。
一方で、空き家問題をはじめとした社会課題を解決していくのも大阪宅建協会の使命。地域に貢献し活性化を図るためには、行政との強固な連携が欠かせないのです。
――なるほど。官民連携の懸け橋として「たくマガ」を活用していくわけですね。
松下副会長:はい。まずは大阪宅建協会の取り組みをPRすることで存在感を発揮し、より連携を強める必要があります。
地域貢献活動やプレスリリースなどのメディア配信も必要ですが、「たくマガ」こそが行政と大阪宅建協会をつなぐ役割を担ってほしいと、私は考えています。
高速オフセットさんもこれからはさらに、お力をお借りすることになるでしょうね。
▲毎年9月23日(不動産の日)にあわせて、不動産フェアや空き家問題解決のためのワークショップを開催している。写真は、2024年開催の堺ブルースフェスティバルの様子。不動産無料一般相談や、高速オフセットで制作したノベルティの配布を行った。
Chapter3:これから期待すること
不動産業界の新たなカタチを目指しての共創
――新企画の立案やコンセプト設計など、なんでもお任せください!
松下副会長:頼りにしてますよ(笑)。高速オフセットさんには、たくマガをもっと手に取ってもらうためのアイデアなども考えてもらいましたからね。
――表紙写真と連動したAR企画や、親しみやすいイラストの採用など、試行錯誤を重ねてきました。
松下副会長:そうですね。間もなく、大阪芸術大学の学生さんとコラボレーションした連作の表紙イラストもスタートします。とにかく、手に取って読んでいただく工夫はこれからも大切になってくるでしょうね。

▲左)専用のアプリを起動し、カメラをかざすとスペシャル動画が閲覧できる仕組み。右)イラストレーター土田菜摘さんによるイラスト。大阪の有名なスポットを温かなタッチで描いている。
――紙だからこそできる試みですよね。
松下副会長:カタチとして手元に残るのが紙の魅力ですよね。これからたくマガが庁舎などで置かれ、存在感を発揮してくれることを期待しています。
――最後に、高速オフセットに期待していることなどがあればお願いします。
松下副会長:たくマガを行政向けの広報誌にするというのも、まだ構想段階で、具体的にどうしていくのかを練らなければなりません。
また、現在の最重要課題は、業界全体にAI・DXを促進させること。セミナーのレポートや、実践的なAI活用法などを、たくマガで発信したいと考えています。会員向け、行政向けと広報誌制作の実績が豊富な高速オフセットさんの知見をぜひお借りしたいですね。
――これからどんどん重要になっていく「たくマガ」の制作に携われることをうれしく思います! 本日はどうもありがとうございました!
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