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水に強い包装紙印刷のおすすめ用紙は?14種類で耐水性を比較実験してみた

2026.08.17

水に強い包装紙印刷のおすすめ用紙は?14種類で耐水性を比較実験してみた サムネイル画像

包装紙を作る時はデザインだけでなく、紙質も重要になってきます。
包むものによっては水滴や湿気が付着することがあり、耐水性が求められる場面もありますよね。

例えば、
・生鮮品ギフトに
・お花など植物の包装に
・テイクアウト商品に
・雨の日の持ち運びに
・冷蔵商品の結露に 
など様々な場面が考えられます。

・脱プラを重視して紙の包装紙にしたいが、耐水性も重視したい ・環境対応を意識した用紙で包装紙をつくりたい といったご要望がお客様から寄せられ、最適な用紙のご提案を行っています。

今回のコラムでは、包装紙におすすめの用紙8選の記事でご紹介した用紙と、さらに6種類の用紙を加え、全14種類の用紙を使って「耐水性」の観点を比較してみました。

クワクする気持ちを持ちながら、楽しんで最後までご覧ください!

結果

結果を冒頭でお伝えすると、今回の実験では
・プラレスペーパーやOKレインガードなどの耐水・機能紙系(※)
・ユポやLIMEXなどの特殊素材
・梱包資材用紙として人気の高いタイオウアトラス
で高い耐水性が確認できました。

※機能紙…紙に特別な性質や役割を持たせた素材。

一方でファンシー・特殊紙系の古紙を配合したタブロ-FSやおきあがみ、また、一般印刷用紙の上質紙やコート紙は時間経過とともに水を吸収する結果となりました!

実験内容は飛ばして用紙の解説を見たいという方は、上記の目次欄から「【印刷プロ目線】耐水性×包装紙としておすすめな用紙5選」までスキップしてください!

今回比較した14種類の用紙

水に強い包装紙印刷のおすすめ用紙は?14種類で耐水性を比較実験してみた

今回用意した用紙はこちらの14種類を用意しました。

●耐水・機能紙
プラレスペーパーCoC 80g/㎡
プラレスペーパーNC 60g/㎡
OKレインガード 64g/㎡
ユポ紙 150μm
LIMEX 150μm

一般的に使用される印刷用紙
上質紙 64g/㎡
マット紙 81.5g/㎡
コート紙 84.9g/㎡

ファンシー・特殊紙
クラシコトレーシング-FS 95g/㎡
タブロ-FS 54g/㎡
バナナペーパーCoC(One Planet Paper®)55g/㎡
小豆殻CoC 60g/㎡
おきあがみ 80g/㎡

●一般的な包装の用紙
タイオウアトラス(未晒クラフト紙)50g/㎡

実験方法

紙コップに水を入れ、スポイトで水を吸い、50×50㎜の用紙に垂らします。

水に強い包装紙印刷のおすすめ用紙は?14種類で耐水性を比較実験してみた

水に強い包装紙印刷のおすすめ用紙は?14種類で耐水性を比較実験してみた

時間は、1分、5分、15分、30分、60分で経過観察を行うことにしました。

実験結果

1分後

水に強い包装紙印刷のおすすめ用紙は?14種類で耐水性を比較実験してみた

水滴を垂らして1分後の写真です。
古紙が配合された「タブロ-FS」と「おきあがみ」は、垂らした直後に水を吸い込み始めました。新聞紙としても活用されることが多い古紙。水を吸収しやすいという用紙ならではの特徴が顕著に現れました!

5分後

水に強い包装紙印刷のおすすめ用紙は?14種類で耐水性を比較実験してみた

5分経つと、一般的な印刷物に使われる「上質紙」「マット紙」「コート紙」の用紙が少しずつ水を吸い込み始めました!
意外にも、耐水性のある用紙とされていない「クラシコトレーシング-FS」「バナナペーパー」「小豆殻CoC」が水を吸い込んでいないのが驚きです。

15分後

水に強い包装紙印刷のおすすめ用紙は?14種類で耐水性を比較実験してみた

5分後の状況と変化はありません。
「タブロ-FS」と「おきあがみ」は、水分をすべて吸収し乾き始めてきました。古紙は乾くのが早いというのも特徴としてあるようです。

30分後

水に強い包装紙印刷のおすすめ用紙は?14種類で耐水性を比較実験してみた

「上質紙」「マット紙」「コート紙」はほとんど水を吸い込んでいます。また、クラシコトレーシング-FSは吸い込み量としては少ないものの、水が置いている部分だけ少し用紙自体にシワが発生しているようにも見えます。
「タブロ-FS」と「おきあがみ」に関しては完全に乾いてしまい、乾いたあとはシワが発生しています。

60分後

水に強い包装紙印刷のおすすめ用紙は?14種類で耐水性を比較実験してみた

「上質紙」「マット紙」「コート紙」に関しても、水分をすべて吸収し、乾き始めてきました。他の、「プラレスペーパーCoC 」「プラレスペーパーNC」「OKレインガード」「ユポ紙」「LIMEX」「バナナペーパー」「小豆殻CoC」に関しては、60分の段階では大きな変化は見られませんでした。

実験結果まとめ

実験結果を表にまとめてみると、このような結果に。

水に強い包装紙印刷のおすすめ用紙は?14種類で耐水性を比較実験してみた

耐水性・機能紙として作られた用紙の耐水性は強い
・ファンシー、特殊紙系の中でも、混抄紙と言われる、木材パルプ以外の素材(バナナペーパーはバナナの茎繊維。小豆殻CoCは小豆の殻。)がある程度の水分には対応できそう。
・一般的な包装用紙でよく使われるタイオウアトラスに関しては耐水性が強い
・タブロ-FSやおきあがみのような古紙配合のものは耐水性が弱い
・上質紙、マット紙、コート紙は一般印刷用紙のため耐水性は弱め

以上の点が分かりました。

今回の検証では、耐水紙や合成紙だけでなく、包装紙によく使われるクラフト紙や一部のサステナブル紙にも一定の耐水性が見られました。ただし、包装紙を選ぶ際には耐水性だけでなく、印刷適性やコスト、ブランドイメージとの相性も重要だと考えられます!

※本記事で紹介する結果は、当社独自の方法による実験結果です。実際の使用環境や条件によって異なる結果となる場合がありますので、用紙選定の参考情報としてご覧ください。

【印刷プロ目線】耐水性×包装紙としておすすめな用紙5選

ここまでいかがだったでしょうか?耐水性のある用紙はわかったかと思いますが、包装用紙を選ぶ時は、耐水性だけでなく、用紙の質感も大切ですよね。

ここからは、印刷プロ目線で「耐水を気にするときの包装紙の選び方」をご紹介します!

●耐水性重視「OKレインガード」

OKレインガード

紙っぽい質感で耐水性を重視したいという方には「OKレインガード」がおすすめです。

厚みも四六判55㎏~と包装紙には十分な薄さです。また、最も厚いタイプは、四六判172㎏と、DMやポスターにも活用できます。

水滴や湿気が気になる場面で様々な活用方法に展開ができる万能用紙です。

●高級感重視「プラレスペーパーCoC」

プラレスペーパー

プラレスペーパーCoCは、片面が塗工されている用紙です。光沢感が高いので、写真印刷などの再現性も高く印刷できるのが特徴です。

厚みは、四六判69~86㎏のため、包装紙のような薄紙用途としては十分に厚みがあります。

またFSC®認証紙にもなっています。包装紙のデザインにFSC®認証ラベルを印刷することも可能。脱プラ啓発や環境対応用紙を使いたいという方にぜひご検討いただきたい用紙です。

なお、実験で使った「プラレスペーパーNC」の「NV」は「ノーコート(非塗工)」の略称です。こちらの用紙の厚みは、四六判で51.5~103㎏までなので、厚みのバリエーションが欲しいという時はOKレインガードも一緒に検討することがおすすめです。

ナチュラル感重視「タイオウアトラス」

タイオウアトラス

タイオウアトラスは包装紙の中でも定番の未晒クラフト紙。すこしザラっとした質感と、茶色い色味が特徴。実験結果の通り耐水性にも優れています。

●SDGs重視「バナナペーパー/小豆殻CoC」

環境だけでなく、フェアトレードにも貢献を。「バナナペーパー」

▲バナナペーパー

小豆殻CoC拡大

▲小豆殻CoC

いずれも耐水用紙としては作られたものではありませんが、実験の通り多少の水滴であれば吸い込みが少ないと考えられる用紙です。

バナナペーパー小豆殻CoCはどちらもアップサイクルを意識したサステナブル紙です。
バナナペーパーはフェアトレード紙で、バナナの茎繊維を作っているザンビア現地に貢献できます。バナナの茎は捨てられる部分なので、資源の有効活用にもつながります。

小豆殻CoCは、廃棄されるはずだった小豆殻を使ってつくられた用紙。小豆殻がつぶつぶと見えるピンクっぽい色味が特徴なレトロっぽい用紙です!

どちらも手触りがざらっとしていて、和紙っぽいのも特徴的です。

耐水性がなくても良い場合はこんな用紙もおすすめ!【緩衝材にも◎】

●(耐水性を意識しない)コスト重視「上質紙/タブロ-FS」

包装紙には耐水性が必要ない、コストを重視したいという方には、上質紙やタブロ-FSがおすすめです。

上質紙は包装紙としては定番用紙。白色度も高いので印刷再現度も高いのが強みです。また、タブロ-FSは新聞風のような鼠色が特徴。

タブロ

ロットが多いという時には、タブロ-FSでなく本当の新聞用紙、更紙を使うこともできます。

古紙

包装紙としてだけでなく、くしゅくしゅと丸めると緩衝材としても活用できますよ!

また、古紙っぽさをのこしつつ、もう少し用紙に特徴があるものを探しているという方には「おきあがみ」がおすすめ。

おきあがみ

古紙100%の用紙で、FSC®認証用紙でもあります。
更に数々のサステナブルな賞を受賞している用紙で、売上の一部は能登半島地震の義援金として寄付されます。

よくある質問

最後に包装紙に関するよくある質問をまとめました!ご参考ください。

Q1. 包装紙は、見た目や質感がよければどの紙でも大丈夫でしょうか?

A. 見た目だけで決めると、実際の使用場面で紙の弱さが気になることがあります。たとえば水分、結露、湿気がある用途では、耐水性や紙の質感まで含めて確認するのがおすすめです。耐水性を重視される場合は、プラレスペーパーやOKレインガードなどの耐水・機能紙系や、梱包資材用紙として人気の高いタイオウアトラスがおすすめです。

Q2. 環境配慮を重視しながら、包装紙として使いやすい紙はありますか?

A. 環境配慮と実用性の両方を見ながら選ぶことも可能です。たとえば、プラレスペーパーは、FSC認証紙でのご用意が可能です。また、バナナペーパーも実験の結果から、包装紙の機能も持ちつつ、環境配慮を重視することができます。使用用途に応じて耐水性はお確かめの上、ご発注を検討いただければと思います。

Q3. 包装紙のサンプルありますか?

A.はい、ございます。ご希望のサンプル用紙がございましたらお気軽に当社お問い合わせフォームにて「包装紙サンプル希望」と記載の上、お送りください。担当者が確認の上、ご連絡をさせていただきます。

Q4. 包装紙のサンプルは、何を確認するとよいですか?

A.まずは、紙の風合い、印刷の見え方、厚み、そして用途に対する扱いやすさを確認するとよいです。実際に触ってみると、資料だけではわかりにくい違いが見えてきます。

Q5. 包装紙で両面印刷・特色印刷などは可能でしょうか?

A.はい、もちろん可能です。両面モノクロ/両面カラーどちらもお任せ下さい。特色印刷もお見積り時にご希望のカラーをお聞かせいただけますとより正確なお見積り試算が可能です。お気軽にご相談ください。

包装紙選びで迷ったら高速オフセットへ

今回の実験では耐水性の違いで検証しましたが、包装紙選びでは耐水性だけで決めるものではないですよね。
・希望するデザインとの印刷再現性
・紙の風合い
・環境対応性(ブランドイメージ)
・コスト
・用途との相性
これらの項目で、総合的に評価した用紙での選定を検討してみてください!

高速オフセットでは、今回ご紹介した用紙をご覧いただける無料サンプル請求を行っています。実際に用紙に触れてみて、耐水性をお客様自身で検証してもらうことが可能です。

もちろん、どの用紙が最も合うか決められない、という時は弊社の担当者がサポートいたしますのでご安心ください!お気軽にご相談をお待ちしております。

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